インプラントの歴史

インプラントの歴史

ブローネマルク(右)とインプラント第一号患者(左)

写真左は世界で初めてインプラントを埋入した第一号患者ヨスタ・ラーソン氏とブローネマルク教授(写真右)

インプラントの歴史は40年以上にもなります。 その間に全世界で60万人以上もの患者が治療を受け、90%を超える高い成功率を誇っています。

この成功率は技術の進歩とともにさらに向上しており、また耐久性、寿命についても延びている状況です。

そんなインプラント治療の歴史は1965年、スウェーデンのブローネマルク博士が最初の患者に治療を施したことにはじまります。 それをさかのぼること13年、1952年にブローネマルク博士はチタンが骨と結合するという性質を発見してしました。
これまでインプラントを行ううえで最大の問題点だった人体の金属に対する拒絶反応を克服、 従来の常識を覆す安定性と耐久性を得ることができるようになりました。

最初の治療で充分な結果が出たにも関わらずブローネマルク博士は公表せず、 さらなる安全性を求めるため実験を研究を続けます。その後の15年間で上顎が81%、 下顎が91%という非常に高い成功率を得ることができたのを受けてようやく公表、 ブローネマルクインプラントというまったく新しいインプラント治療が誕生したのでした。

現在行われているインプラント治療のほぼすべてはこのブローネマルクインプラントが土台になっています。 安全性や実績においても断然の存在です。

日本でもインプラント治療を取り扱っている医療機関の多くはこのブローネマルクインプラントを導入しています。 ますます安全に、寿命が延びているインプラント治療。これからも技術の進歩とともに新たな歴史を刻んでいくことでしょう。